novel-railwayのブログ

以前投稿した小説記事をこちらでアップしていきます。

2024年1月のブログ記事

  • 鉄道公安官物語 第11話

    現場での活躍が始まった白根はどうしてるのでしょうか。 少し覗いてみましょう。 鉄道学園を無事卒業した白根は、鉄道公安職員として天王寺駅に配属となりました。 ねずみ色の半そでのワイシャツにねずみ色のズボンは、他の国鉄職員が水色の開襟シャツなだけに、いやがうえにも目立ちます。 それだけに、逆に回りから... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第10夜

    さて、さて白根は試験は上手く行ったのでしょうか? 早速、覗いてみたいと思います。 白根達が受ける最終の試験は学校の試験のように昼で終わりなどと言うことは無く一日で6教科もしくは7教科を一気に試験する強行ですから勢い試験勉強はいかに毎日の授業をきちんと聞いて理解していたかにかかってくるわけです。 し... 続きをみる

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  • 鉄道公安官物語 第9夜

    試験まで日がない・・・でもどうすれば・・・。 あせりながらも考えた苦肉の策、教科書丸覚え作戦。 追い詰められた白根ですが、どうなったのでしょうか。 試験まで後2日、白根はただひたすらに教科書を読んでいました。それこそ、何度も何度も。トイレにも、はたまた風呂に入るときまで・・・・さすがに湯船では読み... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第8夜

    さて、天城には強がりを言ったものの、内心ではびくびくする白根でした。 しかし、彼が始めた勉強法は意外な結果を生んだのです、その方法とは・・・・。 > 天城と別れた白根は、そのまま食堂に美味くも無い飯を流し込むために向かうのでした。 > そして試験まで後3日、白根はどうなるのでしょうか? さて、試験... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第7夜

    みなさまこんばんは、白根の学園生活ですが、彼には他にも多くの同僚が居るようです、 昨日は寝ぼけて、恥をかいた白根ですが、今回は名誉挽回となるのでしょうか? それとも・・・・。 皆さんと一緒に、覗いてみましょう。 白根たちの学園の研修カリキュラムも順調に進み、あと数日で最後のテストが始まります。 テ... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第6夜

    皆様こんばんは、鉄道公安官物語を今日も始めさせていただこうと思います。 今日も白根がまじめに授業を受けているか覗いてみましょう。 今日も歴史の授業のようです。 白根はどうやら睡魔と言う悪魔と闘っているようですが・・・・。 なるほど、こんな授業じゃ私でなくても眠くなりそうです。 教官はまじめ一途と言... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第5話

    白根の学園での授業の様子を見てみることにしましょう。 今回は、レポーター風に書いてみたいと思います。 「今から、私が学園に潜入して調査して来たいと思います。」 そーっとレポーターが廊下から覗いています、 「・・・・、あ、居ましたよ。白根が、鉛筆を口の上に乗せて、・・・ちょっと間抜けですね。」 レポ... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第4話

    > 「そうか、それじゃ拳銃のことを少しだけ話しておこうか。」 > そういって、黒木は拳銃の話を始めるのでした。 白根は、まだ拳銃を触ったことがありませんでしたので、黒木の話は興味津々でした。 「まず、拳銃なんだけど、これが結構重いのよ。特に腰につけるとその重さを実感できるぜ。」 「おれも、警察学校... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第3話

    > そうだ、今度の休みの日にあいつに会いに行って話をしてやろう。 > そう思い直して、つまらなく長く感じる刑事訴訟法の話を聞く白根だったのです。 今日は日曜日、退屈な授業もありませんから白根は久々に幼馴染の黒木と会うことになっていました。 彼が、白根の幼馴染であり、一足先に警察官として働いているの... 続きをみる

  • 鉄道公安官物語 第2夜

    警察学校の話はある程度は私の経験談ですが、それ以外はご他聞にもれず妄想ですのでよろしくお願いいたします。 さて、昨日は白根が鉄道学園への入校したところで終わっていましたよね。 さて、鉄道学園元々は鉄道教習所と呼ばれていたのですが、昭和36年に名称が鉄道学園と変更になったといわれています。 また、管... 続きをみる

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  • 鉄道公安官物語

    フォークソンググループとして、60歳以上の方には懐かしい、「南こうせつとかぐや姫」をご存じの方も多いかと思いますが、その頃の時代背景としたお話です。 かぐや姫は昭和45年に一度結成、その後メンバーを入れ替え再出発したのが昭和46年9月だそうですので、昭和46年とはどんな年だったのか少し振り返ってみ... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第9話 最終回

    すみません、いよいよこのお話も最終回となりました。 二人は結婚して幸せに暮らしました・・・お終い。 なんて書いたら怒られそうですよね。(^^♪ ということで、余部橋梁物語その後、始めさせていただきたいと思います。 > 女将が俯きながら、「猫尾さんが嫌じゃなかったら。夫婦になりたい。」 > > 猫尾... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第8話

    猫尾は顔を真っ赤にして、いつもの興奮するとどもる癖が出てしまって・・・。 顔は真っ赤だし、しきりに否定しようとするのですが。 「ぼ、ぼ、僕は、そ、そ、そんな事、位、い、言ってないんだから・・・。」それだけ言うのが精一杯でした。 孝は笑いながら、   「浩ちゃんはどう思っているのさ。猫尾さんのこと」... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第7話

    さて、こちらは酔いつぶれて寝てしまった猫尾、まさか女将の店で寝て居るとも知らず・・・ 結局、猫尾は朝方まで目が覚めることもなく爆睡したのでした。 「ああ、よく寝た・・・」と手を伸ばすとどこかいつもの自分が住む4畳半の部屋とは雰囲気が違います。 おかしいなぁと思いつつ、振り返ると隣にはもう一組の布団... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第6話

    女将と一緒に居たのが旦那ではないことが判ってホッとした猫尾ですが、今度は仕事仲間の武井が女将を口説くのではないかとやきもきする猫尾でした。 武井にしてみれば、軽い冗談だったのですが、猫尾の様子が面白いのでちょっと悪戯を仕掛けていたのでした。 猫尾の様子をうかがいながら冗談とも本気ともつかない冗談を... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第5話

    親方は人夫を含め8名ほど引き連れて女将の店に入っていきます。 10人も入れば満員御礼の小さなお店は、もう貸し切り状態  おー、女将、酒をだしてくれ・・・。  今日は俺のおごりだから、・・相変わらず威勢のいい親方です。 「あら、いらっしゃい、親方・・・。」 「あらあら、たくさんのお客さん、今日は貸し... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第4話

    みなさまこんにちは、きづけば1週間以上開けてしまいました。 本日も久々に更新させていただきますので、よろしくお願いいたします。 > そうか、それじゃ今日は女将に直接聞いてみるか。 > そう言って、武井は笑うとタバコをふかすのでした。 > > さて、さて猫尾としては昼からの仕事は、時間までに終える事... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第3話

    皆さまこんばんは、本日も少しだけ更新させていただきます。 さて、前回はちらっと見かけた女将が親しげに話している男性といるのを見てしょ気てしまった猫尾ですが、どんな展開になるのでしょうか。 実は私も想像がつきませんというか、気の向くままに書いてみたいと思います。 > 気の毒な猫尾、仕事も手につかずで... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 第2話

    餘部橋梁物語、今回はどのような展開になるのでしょうか。 早速始めていきたいと思います、 > いつもはすれ違いばかりの二人ですが、今回は神様がちょっとした悪戯を仕掛けたようです。 香美町香住観光協会餘部橋梁の歴史から参照 一番列車はファーンというじゃ間間延びしたような汽笛を鳴らすとでエンジンの音を少... 続きをみる

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  • 餘部橋梁物語、その後 プロローグ

    20年ほど前に、余部橋梁物語というお話を書いたことがあり、これはその番外編として、現場作業員である猫尾と、猫尾たち職人がよく利用している戦争未亡人が経営している小料理屋の純愛物語です。 是非とも、ご覧いただければ幸いです。 昭和34年4月16日、1通の少年が知事に出した手紙が発端で餘部橋梁横に念願... 続きをみる

  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 5

    特急つばめは、1分の臨時停車の後、再び加速していきます。 四分半後には「臨時特急さくら」が追いかけていますので、後続の列車にまで遅れを出すわけにはいきません。 私は、自らの意思で列車を止めたという事実を今一度思い返していました。 大変なことをしてしまった。自らの意思で、病人への救護措置とはいえ、特... 続きをみる

  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 4

    私は、先ほどの親子に今一度会いに行くと、二人を特ロ【現在のグリーン車】に案内して、少しシートを倒して少しでも楽な姿勢になるようにするとともに、車掌室に戻り、マイクでお医者さんが乗り合わせていないか声をかけてみるのですが、あいにく乗っていませんでした。 そこで、途中駅での停車をと思い、前述の通り黒田... 続きをみる

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  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 3

    浜松駅での停車時間は3分ほど、電化区間が浜松までの頃は、機関車の付け替えなどで長時間停車したものですが、最近はその時間も短くなり、弁当販売員にしてみれば、ここが腕の見せ所とばかりに張り切っているようです。 ホームでは発車ベルが鳴り響き、旅立ちの慌ただしさを盛り上げてくれます。 12:37 定時!!... 続きをみる

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  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 2

    9:00定刻に東京駅を出発した下り特急つばめ号は、有楽町の日劇を横に見ながらどんどん加速していきます。 私は、車内放送を済ませると、車内改札に向かうのでした。 私と同僚の専務車掌黒木君と手分けして、車内を回ることにしました。 車内は、用務客と思しき人が大半で、2等車では、国鉄パスを持った管理局の課... 続きをみる

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