私は、先ほどの親子に今一度会いに行くと、二人を特ロ【現在のグリーン車】に案内して、少しシートを倒して少しでも楽な姿勢になるようにするとともに、車掌室に戻り、マイクでお医者さんが乗り合わせていないか声をかけてみるのですが、あいにく乗っていませんでした。 そこで、途中駅での停車をと思い、前述の通り黒田... 続きをみる
つばのブログ記事
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浜松駅での停車時間は3分ほど、電化区間が浜松までの頃は、機関車の付け替えなどで長時間停車したものですが、最近はその時間も短くなり、弁当販売員にしてみれば、ここが腕の見せ所とばかりに張り切っているようです。 ホームでは発車ベルが鳴り響き、旅立ちの慌ただしさを盛り上げてくれます。 12:37 定時!!... 続きをみる
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9:00定刻に東京駅を出発した下り特急つばめ号は、有楽町の日劇を横に見ながらどんどん加速していきます。 私は、車内放送を済ませると、車内改札に向かうのでした。 私と同僚の専務車掌黒木君と手分けして、車内を回ることにしました。 車内は、用務客と思しき人が大半で、2等車では、国鉄パスを持った管理局の課... 続きをみる
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久々に、妄想小説などを書かせていただこうと思います。 今回のお話は、昭和31年1月10日に、「特急つばめ」車内で症状がひどくなった少女のために臨時停車手配を行った車掌氏の手記を参考に妄想力全開で書かせていただくものです。 東京から乗車した少女の容体が急変、車掌の機転で、蒲郡駅で臨時停車させるて病院... 続きをみる